2013/06/26

大学衛星いろいろ



コンニチワ!事務局Eです。Twitterに宣言した通り、ブログを更新します。
本当は別に書きたいことがあって記事を書きためていたのですが、悩んだ末に闇に葬りました。そぉい!

さてさて、事前に告知していた「大学衛星」というテーマですが、今回の記事では衛星設計コンテストへの応募を経て現在衛星の開発に取り組んでいる研究室や現在開発中の大学衛星開発プロジェクトをご紹介したいと思います。(順不同)

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首都大学東京
システムデザイン学部 航空宇宙システム工学コース 宇宙システム研究室
指導教員:佐原 宏典 准教授

第17回衛星設計コンテスト 地球電磁気・地球惑星圏学会賞、日本天文学会賞 受賞
太陽偏光分光観測衛星「FLARE」
受賞作品解析書→http://satcon.jp/history/prize17/pdf/syutodai.pdf(PDF)
第18回衛星設計コンテスト 設計大賞、日本天文学会賞、最優秀模型賞 受賞
バイナリブラックホール探査衛星「ORBIS」
受賞作品解析書→http://satcon.jp/history/prize18/pdf/18_01.pdf(PDF)

コンテスト実行委員をお務めいただいている佐原先生の研究室。
コンテストへの応募を経て、現在は超小型衛星「ORBIS」の開発を行っています。CanSat製作にも取り組んでおり、精力的に活動されています。

首都大学東京システムデザイン学部/大学院システムデザイン研究科 http://www.sd.tmu.ac.jp/


九州大学
IDEA Project

第19回衛星設計コンテスト 日本機械学会宇宙工学部門表彰フロンティアの部 受賞
微小デブリ環境モニタリング IDEA: In-situ Debris Environmental Awareness
受賞作品解析書→http://satcon.jp/history/prize19/pdf/19_04.pdf(PDF)

事務局Eが個人的に盛大かつひっそりと応援しているIDEAプロジェクト。
IDEAと書いて「いであ」と読む50cm級の小型衛星で、ミッションは宇宙デブリ計測です。
プロジェクトHPには、デブリについての説明や花田俊也教授のコラムも掲載されていて、読み応え満点です。

九州大学工学部/大学院工学府 大学院工学研究院  http://www.eng.kyushu-u.ac.jp/


信州大学
「ぎんれい」プロジェクト
指導教員:中島 厚 特任教授

第18回衛星設計コンテスト 電子情報通信学会賞 受賞
こもれび
受賞作品解析書→http://satcon.jp/history/prize18/pdf/18_06.pdf(PDF)

コンテスト実行委員会幹事委員をお務めいただいている中島先生主導のプロジェクト。
「ぎんれい」は世界初のLEDによる可視光通信衛星です。
2013年度にJAXAのGPM主衛星の相乗りとして打上げ予定。

信州大学工学部電気電子工学科  http://ee.shinshu-u.ac.jp/


帝京大学
Teikyo-Sat3

第18回衛星設計コンテスト 日本機械学会宇宙工学部門表彰フロンティアの部 受賞
微生物観察衛星~Teikyo Sat~
受賞作品解析書→http://satcon.jp/history/prize18/pdf/18_04.pdf(PDF)

2013年度にJAXAのGPM主衛星の相乗りとして打上げ予定の「Teikyo-Sat3」を開発中。
ミッションは「小型衛星での微生物の観察、その技術の獲得」というユニークなもの。

帝京大学理工学部航空宇宙工学科  http://www.ase.teikyo-u.ac.jp/


大阪府立大学
OPUSAT

第14回衛星設計コンテスト 地球電磁気・地球惑星圏学会賞 受賞
小型宇宙天文台「完全星覇」
第16回衛星設計コンテスト 地球電磁気・地球惑星圏学会賞 受賞
太陽極大期における放射線観測衛星「ソラマメ」
受賞作品解析書→http://satcon.jp/history/prize16/pdf/osakafudai.pdf(PDF)

OPUSATを開発する小型宇宙機システム研究センターでは「まいど1号」のシステム設計に携わったほか、CanSatや模擬衛星の設計などの活動を行っています。
OPUSATは2013年度にJAXAのGPM主衛星の相乗りとして打上げ予定。
現在、OPUSATの愛称やマイクロフィルムメッセージを募集しています(2013/7/31締切)

大阪府立大学工学部/大学院工学研究科 http://www.eng.osakafu-u.ac.jp/


日本大学
SPROUT (SPace Research On Unique Technology)
指導教員:宮崎 康行 教授

第14回衛星設計コンテスト 設計大賞 受賞
PRIMROSE
受賞作品解析書→http://satcon.jp/history/prize14/pdf/nichidai.pdf(PDF)

2013年度JAXAの地球観測衛星「だいち2号」の相乗りとして打上げ予定の「SPROUT」。
現在、マイクロフィルムメッセージを募集しています(2013/7/31締切)
http://sat.aero.cst.nihon-u.ac.jp/sprout/ TOPページよりご確認ください。

宮崎先生の著書「人工衛星をつくる」(オーム社/1,890円)は人工衛星開発を志す方必読!

日本大学理工学部航空宇宙工学科/大学院理工学研究科航空宇宙工学専攻


東北大学
RISING-2

第14回衛星設計コンテスト 日本機械学会宇宙工学部門表彰フロンティアの部 受賞
LAIZIN
受賞作品解析書→http://satcon.jp/history/prize14/pdf/tohokudai.pdf(PDF)

2013年度JAXAの地球観測衛星「だいち2号」の相乗りとして打上げ予定の50kg級小型衛星。
2009年1月23日に打ち上げられた「スプライト観測衛星(雷神 RISING)」の後継機にあたり、RISING-2自身も地球観測衛星です。

東北大学工学部/工学研究科  http://www.eng.tohoku.ac.jp/


九州工業大学
九州工業大学 衛星開発プロジェクト「鳳龍」
指導教員:趙 孟佑 教授

第13回衛星設計コンテスト 電子情報通信学会賞 受賞
プラズマ監視衛星-PON de SAT-
(だいぶ前のため解析書が見つからず…)
第13回衛星設計コンテスト 審査委員長特別賞 受賞
プロトタイプ無人実験システム衛星
(だいぶ前のため解析書が見つからず…)
第20回衛星設計コンテスト 奨励賞 受賞
放電画像撮影衛星「鳳龍弐号-χ」
受賞作品解析書→http://satcon.jp/history/prize20/pdf/20_11.pdf(PDF)

鳳龍弐号は2011年度にJAXAの第一期水循環変動観測衛星「しずく」の相乗りとして打上げられ、世界初の300V発電に成功しました。
現在は残念ながら故障状態になってしまい、復活を待つ状態…

九州工業大学工学部/大学院工学府 http://www.tobata.kyutech.ac.jp/

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列挙するだけになってしまいましたが、大学で宇宙を学びたい!衛星を作りたい!と考えている高校生の皆さんの参考になれば嬉しいです。

十分気を付けてはおりますが、万が一掲載情報に誤りがある場合、お知らせいただけますと幸いです。
(事務局E)

2013/02/04

コンテストへの応募~ジュニアの部

毎度、お久しぶりです。
この記事、本当は2012年内にアップしようと思っていたのにすっかり遅れてしまいました(´Д`;)ソーリー..
今日はジュニアの部への応募について、少し書きたいと思います。

1993年から始まった衛星設計コンテストですが、最初は設計の部・アイディアの部しかありませんでした。
今ではすっかりおなじみとなったジュニアの部が設立されたのは2005年の第13回大会です。
ジュニアの部はその名の通り高校生を対象にした部門で、宇宙に関する様々なアイデアを広く募集しています。

第13回でのジュニアの部応募は9作品。その後も毎年大体10作品前後の応募があります。
学校の課題としての応募、部活動としての応募、個人での応募、宇宙に興味のある仲間同士での応募…


宇宙や天文に興味がある、 という中学生・高校生の方は多いと思います。
「こういう衛星があったら…」「宇宙でこんなことできないかな?」そんなアイデアを持っている方もいるかも知れません。

ジュニアの部の審査のポイントは、募集要項等でも公開している通り、

(1)ミッションの意義・独創性・特色
(2)アイデア実現のための説明の明確さと正確さ
となります。
最終審査会に進んだ作品にはこれに(3)発表能力・態度も加わります。

ジュニアの部では、3ページ以内の「アイデア概要説明書」の提出が必須となっています。また、希望者はさらに3ページ以内の「アイデアに関する説明資料」を提出することも可能です。
概要説明書で説明しきれない部分、画像等を使って詳しく説明できるのがこの「アイデアに関する説明資料」で、これは特にフォーマットはありません。

しかしこれらについて、「どのぐらいのものが求められているのか?」というのはジュニアの部に限らず、参加者の方は皆さん疑問に思っていることでしょう。
そこで参考にしていただきたいのが過去作品です。

コンテストHPでは第14回以降の解析書等を公開していますので、是非ご覧ください。
http://www.satcon.jp/history/


第20回のジュニアの部作品については「アイデア概要説明書」「アイデアに関する説明資料」の両方を掲載しています(※一部作品を除く)。
それぞれのボリューム感や内容について、参考にしてみてください。

http://www.satcon.jp/history/list20.html


第21回の募集要項については3月上旬頃公開予定です。
参考:第20回大会応募書類→http://www.satcon.jp/contest/

(E)

衛星設計コンテストチラシ

手作りですが、いつでもコンテストの広報用に使えるように、ということでチラシを作りました。



PDF→https://docs.google.com/file/d/0B8Y-RgFkiWvyVnFTZll2T0twOHM/edit?usp=sharing

何かの機会に配ってくれる方には事務局からお送りします!

2012/11/12

第20回衛星設計コンテスト 受賞結果(速報)

11月10日(土)に相模原市立博物館にて、第20回衛星設計コンテスト最終審査会が開催されました。
一次審査(書類)を勝ち残った14のチームによって発表が行われ、以下の通り受賞作品が決定しました。

設計大賞
該当なし

アイデア大賞
徳山工業高等専門学校 月の縦孔・溶岩チューブ探査機「Diana」

ジュニア大賞
山口県立山口高等学校 コバンザメロボット

日本機械学会 宇宙工学部門表彰 スペースフロンティアの部
防衛大学校 デブリ軌道変更衛星(アイデアの部)

日本航空宇宙学会賞
名古屋大学 レーザ送電実証衛星「Prometheus」(設計の部)

電子情報通信学会賞
東京都市大学 ISM-SC(Interesting Space Mission-Spacecraft)(アイデアの部)

地球電磁気・地球惑星圏学会賞
National Cheng Kung University(台湾國立成功大學) CKUSAT(設計の部)

日本天文学会賞
徳山工業高等専門学校 月の縦孔・溶岩チューブ探査機「Diana」

宇宙科学振興会賞
山口県立山口高等学校 スペースリーフ(ジュニアの部)

日本宇宙フォーラム賞
山口県立山口高等学校 コバンザメロボット(ジュニアの部)

奨励賞
九州工業大学 放電画像撮影衛星 「鳳龍弐号-χ」(設計の部)
帝京大学 資源探査機 『Blue Bird』(アイデアの部)
防衛大学校 宇宙探査機のためのレーザー基地衛星(アイデアの部)
鳥羽商船高等専門学校 宇宙で淹れたてのコーヒーを!(アイデアの部)

ジュニア部門奨励賞
四天王寺高等学校/奈良工業高等専門学校/横浜サイエンスフロンティア高等学校 宇宙太陽光発電技術実証衛星『STEPs』
吉祥女子高校/津山工業高等専門学校 Return-E
東京工業大学附属科学技術高等学校/埼玉県立熊谷高等学校 宇宙用調理器具の開発~安全刃物~

審査委員長特別賞
National Cheng Kung University(台湾國立成功大學) CKUSAT(設計の部)

最優秀模型賞
東京都市大学 ISM-SC(Interesting Space Mission-Spacecraft)(アイデアの部)


当日の様子・各チームの作品は追ってHPにて公開いたします。
皆様、おめでとうございました。

(事務局E)

2012/11/08

最終審査会がネット配信されます!

NVS(ネコビデオビジュアルソリューションズ)様ご協力により、第20回衛星設計コンテスト最終審査会がネットで配信されることになりました!


放送詳細は以下URLからご確認ください。(外部サイト)
http://blog.nvs-live.com/?eid=63


遠方で会場まで来られない方にも是非審査会の様子をご覧いただきたいので、
皆様是非ご視聴くださいませ~!

(E)

2012/10/10

第20回衛星設計コンテスト 一次審査通過作品

こんにちは、事務局です。
相当久しぶりの更新になってしまいましたが、このブログ…季刊というわけではありません。最近Twitterの更新も月数回レベルになってしまっているので何とか頑張りたいです。。

さて、後日改めてHPを更新しますが、第20回衛星設計コンテスト一次審査が終了し、最終審査会に進む作品が出揃いましたので、速報としてお知らせします。

<設計の部>
・名古屋大学…レーザ送電実証衛星「Prometheus」
・九州工業大学…放電画像撮影衛星 「鳳龍弐号-χ」
・台湾國立成功大學(National Cheng Kung University)…CKUSAT

<アイデアの部> 
・東京都市大学…ISM-SC(Interesting Space Mission-Spacecraft)
・帝京大学…資源探査機 『Blue Bird』
・徳山工業高等専門学校…溶岩チューブ探査機「Diana」 
・鳥羽商船高等専門学校…宇宙で淹れたてのコーヒーを!  
・防衛大学校…デブリ軌道変更衛星
・防衛大学校…宇宙探査機のためのレーザー基地衛星

<ジュニアの部>
・四天王寺高等学校/奈良工業高等専門学校/横浜サイエンスフロンティア高等学校…宇宙太陽光発電技術実証衛星『STEPs』
・山口県立山口高等学校…コバンザメロボット
・山口県立山口高等学校…スペースリーフ
・吉祥女子高校/津山工業高等専門学校…Return-E
・東京工業大学附属科学技術高等学校/埼玉県立熊谷高等学校…宇宙用調理器具の開発~安全刃物~


なんと今年は海外からの応募もありました!
以上、14作品が最終審査会へと進出することになりました。

最終審査会は11月10日(土)9:30すぎ~を予定、場所は神奈川県の相模原市立博物館です。

最終審査会はどなたでもお聞きいただけます。
内容は一般の方には難しいかもしれませんが、宇宙に興味のある方・大学で宇宙を学びたい高校生の方など、色々なアイディアを聞ける良い機会かと思いますのでどうぞご参加ください。
例年行われている審査委員会からの学生への鋭い質問も見ものです。笑
インターネット中継も出来れば…ともくろんでおりますが、期待せずお待ちください。

最終審査会の最新情報はまたTwitterでお知らせいたします。

(事務局E)